
大田区ではじめてアルコール依存症の方を主な対象として作られた社会復帰・社会参加の訓練施設です。 1997年(平成9年)4月1日、大田区で11番目に出来た作業所としてスタートしました。 地域の精神科医・ソーシャルワーカー・保健婦・依存症本人の方々の運動によって作られ、都と区の補助金で運営されています。
当施設には、アルコール依存症の方だけでなく、さまざまな精神疾患を持った方も、社会参加・社会復帰を目ざして通っています。
どんな(病気・障害を持っている)人にも、学ぶところがあり、ステップ夢では(とても小さな社会ですが) 仕事を通して経験すること、お互いの違いから色々なことを学びあうことができます。
●出来るだけ自分でやろう。「私に出来る」ことを少しずつ広げる事で自分に自信がつきます。
●出来ない所はお互いに助けあいましょう。

●遅刻・早退・欠席は自分で連絡してください。
●金銭の貸し借り・アルコールや薬物(処方薬を含む)のやり取りはトラブルの原因になる為、堅くお断りします。

②又は何らかの精神疾患を持っている方
③原則として通院中で大田区在住の方

「通所(仕事)さえしていればよい」「お酒をやめていればよい」という考え方では、飲んでいた頃とあまり変わりません。
ステップ夢では、作業が中心となり、また小さい社会であるため、外のミーティングや他の仲間との交流も回復には大切だと考えています。

飲みはじめの年令、飲んできた年数、飲み方、アルコールの種類や度数、飲み続けてきた理由等は様々でも、 それによって健康、仕事(お金や生きがい)、友人や家族、信用など失ったものがある、ということは皆同じです。
アルコール依存症は身体的・精神的な病気です。誰もがなり得る病気であり、アル中=ホームレスという認識は間違いです。 病気から回復するには、飲酒をやめること、依存症になってしまった自分の内面に目を向け、生活環境を含めて解決していくことが大切です。
●病気を認める事は回復のチャンスです。
●あせらず今日一日が大切です。
●「自分の意見とやり方」にこだわらない。
●「他人の意見とやり方」も受け入れて実行してみることも必要です。

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見学し、施設のプログラムの説明を聞く。
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試験通所を行う。(5日間)
・医療機関などの紹介状の提出
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面談(正式に通所を希望するか確認する。)
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正式通所開始(工賃や交通費が支給される)
(利用期間) 毎年4月~3月末までが利用の契約期間
(更新すれば何年でも延長可能)